漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
会社員 女性 60代
胃腸の不快感があり、午後になると喉の刺激感と腹部の膨満感が酷くなると薬局に相談しに来店されました。
いろいろと症状が気になるので状況を詳しく尋ねたところ、忙しくなり疲れてくると酷くなるとの事でした。
一番気になる症状は消化液が上がってきて喉の刺激感と口の中が酸っぱくなる事でした。
漢方の考えでは、気が頭部の方向へあがると消化液も上がり気の巡りも悪くなることからゲップや喉の詰まる様な感じ・腹部の膨満感が生じると説明しました。
気の巡りは自律神経と関係があり、気の巡りと関係する肝と胃腸の働きを良くする生薬が配合された漢方をお勧めしました。
服用することですぐに口中の酸っぱい症状が和らぎゲップや喉の違和感も落ち着いてきたと報告がありました。
仕事がら忙しく自律神経に負担がかかる毎日を過ごしていると考えられたので、暫くの間この処方を継続して様子を見るように話しました。
時間がある時は体を適度に動かし運動を続けるようにと説明しました。
この方は漢方で考える肝(自律神経)と胃腸の働きが弱く、また日常生活が忙しいため再び症状がおこり易いと考えられので、肝の働きを整える漢方を継続しながら適度な運動や散歩を続けることで予防出来ると考えています。
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